ヤクルト塩見泰隆は監督泣かせのヤンチャ小僧【セV争い三つ巴のキーマン】#1

公開日: 更新日:

塩見泰隆(ヤクルト/外野手・28歳・4年目)

 9月18日の巨人戦で自身初のサイクル安打を達成し、もっか112試合で打率.302、12本塁打、50打点。20盗塁もリーグ3位と活躍し、今やヤクルトの欠かせぬレギュラーだ。

 JX-ENEOSから2017年ドラフト4位で入団。走攻守、すべてにわたって高い素質が評価されるも、ネックは「アタマ」だった。

 中学時代に所属した神奈川・海老名リトルシニアの飯塚良二監督は「30年監督をしてきて、あんなに運動能力が高い子は初めて」と、こう続ける。

■「おまえ、宇宙人じゃないか?」

「あまりに凄すぎて、私も冗談で『おまえ、宇宙人じゃないか?』と言ったくらい。ただ、当時はまだ本能で野球をやっているような感じでした。塩見が所属していた少年野球チームも決して強豪でなかったこともあるのか、タッチアップなどのルールも知らなかった。そうしたルール面では結構パニックになっていた」

 武相高校で監督を務めた桑元孝雄氏(現東農大コーチ)も言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝