巨人は今季「補強組」上積みゼロ…原監督トップダウンの弊害で球団の損失なんと30億円!

公開日: 更新日:

 自力優勝の可能性が消滅した3位巨人。大枚をはたき、今季から加入した補強組が誰一人として戦力になっていないことが大きい。他の11球団を見渡しても、これは異例である。

 DeNA時代から故障がちだった梶谷隆幸外野手(33)は4年総額8億円規模の条件でFA入団したものの、5月に左太もも裏を痛めて離脱すると、今度は7月に右手甲を骨折し、いまだに離脱したまま。

 こちらもFA加入の井納翔一(35)は0勝1敗、防御率14.40の実力不足で二軍生活が続く。それでも2年総額2億円の契約を結んでいる。

 新外国人補強も散々だ。単年契約で年俸120万ドル(約1億2600万円)だったエリック・テームズ外野手(34)は、4月のデビュー戦の守備時に右アキレス腱を断裂。8月に自由契約となった。

 契約金600万ドル(約6億3000万円)と米国で報じられたジャスティン・スモーク内野手(34)には、さらに2年契約で年俸300万ドル(約3億1000万円)の大金を積んだ。当然、球団の期待は大きく、34試合で打率・272、7本塁打、14打点だったが、コロナ禍の影響で家族が来日できず、自ら帰国を申し出た。契約を来年まで残しながら、本人の強い希望で自由契約となった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑