エンゼルス大谷翔平「最大10冠」の“お値段”は? すでに6冠も賞金では報われず

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「米国のスポーツ、特にメジャーリーグでの表彰はあくまでも名誉と位置付けられており、賞金を授与する習慣はありません。受賞者に贈られるのはトロフィーや盾などの記念品だけです。選手によってはMVPやサイ・ヤング賞だけでなく、同賞の最終候補に残れば表彰ボーナスを受け取る条項を契約に盛り込んでいるケースは少なくありません」(ア・リーグ関係者)

 大谷は今年2月に年俸調停を回避して2年850万ドル(約9億7000万円)で合意した。昨季の年俸70万ドル(約8000万円)から大幅アップを勝ち取ったものの、ボーナスは契約に盛り込まれていない。大谷はMVPやサイ・ヤング賞を受賞しても賞金では報われないのだ。

 選手によって異なるが、表彰ボーナスはそれなりの金額になる。例えば、同じ日本人選手ではパドレス・ダルビッシュ有(35)のボーナスが手厚い。サイ・ヤング賞受賞で約2億1200万円、同賞の投票で2~5位に入れば約1億6000万円を手にする。

 今季のナ・リーグMVPの有力候補に挙げられているフィリーズ・ハーパー外野手(29=打率.309、35本塁打、84打点)はMVP受賞で約5700万円、同賞の投票2位で約570万円、3位で約290万円、ワールドシリーズMVPで約1100万円、オールスター出場の他、ゴールドグラブ賞、シルバースラッガー賞、リーグ優勝決定シリーズMVPをそれぞれ受賞で約570万円が懐に入る。

 今オフの大谷は銀行の口座残高は増えなくても、自宅は記念品で埋め尽くされそうだ。

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