箱根駅伝スター選手の夢をつぶす陸上界の「2大障壁」…“山の神”も大迫もぶち当たった

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 国内の主要大会には30キロまでペースメーカー(PM)がつく。元陸連専務理事の帖佐寛章氏は、駅伝マラソン大会の発展に尽くすも、「PMは廃止しろ!」が今でも口癖だ。

「世界陸上や五輪にPMはいない。外国勢は給水所でペースを上げ、その後に下げたりと、駆け引きで揺さぶる。PMに引っ張られ、30キロからのヨーイドンに慣れてしまうと自分でレースの主導権は握れないし、ペースの上げ下げにも対応できないだろ」

 国内の主要大会はテレビ視聴率を重視し、PMには日本記録を狙えるペース(1キロ2分50秒台後半)を指示するのが常だ。記録が五輪のメダルにつながらないことは大迫の結果でわかっても、PM頼みは今後も変わらないだろう。

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