羽生結弦を待ち受ける北京五輪「ロシア人ボランティア」 フィギュア会場で大応援団と化す

公開日: 更新日:

 北京五輪フィギュアスケートの日本勢は完全アウェーの洗礼を浴びそうだ。

 今大会は一般客にチケット販売をせず、会場での観戦は招待客のみに限定される。昨夏の東京五輪に続き、無観客に近い形での開催となるが、各会場とも個人資格で出場するロシア・オリンピック委員会(ROC)の応援団が押し寄せるという。

 ROCのスタニスラフ・ポズドニャコフ会長が「30個のメダル獲得を目指す我々には開催地のバックアップがある」と話す通り、ロシアには「地の利」が期待できるからだ。ロシアは、主要閣僚を現地に派遣しない米国主導の外交ボイコットに同調せず、プーチン大統領が開会式への出席を表明。この友好ムードの中、両国のスケート連盟が手を結び、ロシア選手のメダル取りを後押しするというのだ。

 北京市内にはロシアからの留学生が多く、1000人単位で受け入れている大学もある。多くの留学生が今大会のボランティアを務めることになっており、北京五輪組織委はフィギュアなどロシアのメダル獲得が有力視される競技に留学生ボランティアを配置するとの見方もある。昨夏の東京五輪で多くのスタッフが日本選手団を後押ししたように、フィギュアの会場である首都体育館のスタンドではロシア人留学生が大応援団と化す可能性もあるのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々