ジャンプ個人も混合団体も無念の4位…それでも高梨沙羅に「次の五輪も目指して」と識者

公開日: 更新日:

 今大会から採用された新種目は大波乱だった。

 1番手の高梨沙羅(25)は103メートルの大ジャンプを見せ、第1グループが終わった時点で2位につけながら、「スーツ規定違反」(太もも部分が2センチオーバー)で失格。オーストリアとドイツにも失格者が出て、日本は予選通過ギリギリの8位で2本目に進んだ。2本目の途中にメダル圏内のノルウェーにもスーツ違反の失格者が出て日本は4位に浮上。アンカーの小林陵侑は106メートルの完璧なジャンプを見せたが、3位カナダを逆転できなかった。

 ジャンプ競技のスーツ違反は珍しいことではない。強豪国は浮力を受けるため、素材、縫製、サイズなど、違反すれすれのスーツを開発しているからだが、五輪の舞台で4カ国の選手が同時に失格とは聞いたことがない。

 高梨は涙を流しながら2本目を飛んで北京五輪を終えた。

 前回大会銅メダルの高梨は今回も個人4位。3度目の五輪も金メダルに届かず「もう私の出る幕ではないのかな、という気持ちもある」と話した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」