常軌を逸していた高梨沙羅選手へのメーク批判 セラピスト「アスリートには欠かせない」と指摘

公開日: 更新日:

「高梨選手のメークを批判している方々は大きく分けて2つの特徴があります。一つ目は、女性性のアピールに対する偏見や思い込みを持っている方。過去に女性から受けた傷つき体験が引き金になることがあります。メークという行為によって女性性が増すように感じられ、ご自身でも気づかないうちに、無意識にオーバーラップしてしまう。それが思い込みや偏見となり、メークそのものに対する嫌悪感に繋がっているパターンです。

 二つ目は、過去に親などからメークをするなと制限されたり、肌質などが原因でメークすることができなかったりして、キレイになることを楽しめなかったコンプレックスが誘発され、メークそのものをネガティヴなものと捉え、嫉妬の感情を生んでいるパターンです。」

 メークで容姿を華やかにすることが「はしたない」「ふしだらだ」というイメージは、令和の時代になっても未だ根強く存在してしまっているのかもしれない。岩井氏が続ける。

「脳にとっては変化もストレスなので、『第一印象の15歳の頃のままの高梨選手でいて欲しい』という思いと、アスリートは選ばれし神聖な存在であってほしい、クリーンかつナチュラルであるべきという無意識の期待が存在していることも原因のひとつだと思います。そこにメークによって世俗的な要素が加わってしまうことで、自分の中のアスリートに対するピュアなイメージが汚されたと感じてしまうのでしょう」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃