著者のコラム一覧
権藤博野球評論家

1938年12月2日、佐賀県鳥栖市生まれ。鳥栖高からブリヂストンタイヤを経て61年に中日入り。1年目に35勝19敗、防御率1.70という驚異的な成績を挙げ、最多勝や沢村賞などタイトルを総ナメに。連投に連投を重ねる姿に「権藤、権藤、雨、権藤」の流行語が生まれた。68年に現役引退後は各球団の投手コーチを歴任。横浜で初の監督に就任した98年にはいきなりペナントを制し、38年ぶりの日本一に導いた。

新型コロナ対策でNGばかり…気が重くなってきたキャンプ地巡り

公開日: 更新日:

 ほとほと参った。

 恒例のキャンプ取材。15日に名古屋から宮崎に入り、今は沖縄に滞在している。出発前にPCR検査を受け、宮崎でも沖縄でも検査、検査。各球団のキャンプ施設に入るためには、陰性証明が必要だからである。3日置きにPCR検査を受けていて、一生分の唾液を採取された気分である。

【写真】この記事の関連写真を見る(20枚)

 このご時世だから、当然のことだとは理解している。グラウンドで球春の声を聞き、選手の熱気を肌で感じるためだと思えば、煩雑さも我慢はできる。なのに、である。

 陰性証明を携えて施設への出入りを認められても、球団によってはここはダメ、あそこはダメと規制の嵐なのだ。

 巨人ではグラウンドに招き入れてもらい、原辰徳監督と有意義な意見交換ができた。もちろん、お互いにマスクをしたままの野球談議だが、原監督の「不便もあるでしょうが、OBの方はしっかりおもてなしをして、可能な限り、存分に取材をしていただく。そういう方針でやっています」という配慮に救われた。昨季6勝7敗からの復活を期す菅野智之の元気な姿を間近で見られたし、ハツラツとした若手の動きからは優勝奪回に懸けるチームの強い思いが伝わってきた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 2

    NHK「昭和16年夏の敗戦」は見ごたえあり 今年は戦争特別番組が盛りだくさん

  3. 3

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  4. 4

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  5. 5

    海星・陣内優翔は長崎県初の“完全男”だが…スカウトが「上位獲得」を渋るワケ

  1. 6

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  2. 7

    綾瀬はるか3年ぶり主演ドラマ「ひとりでしにたい」“不発”で迎えた曲がり角…女優として今後どうする?

  3. 8

    中山美穂「香典トラブル」で図らずも露呈した「妹・忍」をめぐる“芸能界のドンの圧力”

  4. 9

    長崎を熱狂させた海星・酒井圭一さんが当時を語る…プロ引退後はスカウトとして大谷翔平を担当

  5. 10

    安藤サクラ「柄本佑が初めて交際した人」に驚きの声…“遊び人の父”奥田瑛二を持つ娘の苦悩