カブス誠也に守備負担増の試練…外野陣に故障者続出の異常事態が打撃復調の足かせに

公開日: 更新日:

 カブス鈴木誠也(27)が日本時間21日のダイヤモンドバックス戦でベンチスタート。代打での出場もなく今季3度目の欠場となった。

 18日のパイレーツ戦ではメジャー初補殺をマークして強肩を披露したものの、前日の試合では本塁への悪送球で、初の失策を記録した。鈴木は広島時代に5度のゴールデングラブ賞を受賞した名手だが、ますますその守備力を試されそうだ。

 開幕以来、カブス外野陣に故障者が続出。4月23日に左翼のフレイジャーが虫垂炎、今月18日にはゴールドグラブ賞5度の中堅手ヘイワードが新型コロナ関連でそれぞれ負傷者リスト(IL)入りした。控えの外野手も含めれば、ここまで5人が離脱する緊急事態。故障者が相次いでいることもあってか、カ軍外野陣による5失策はダイヤモンドバックス(7個)、ナショナルズ(6個)に次いでリーグワースト3位だ。

 ヘイワードに代わって昨季、メジャーに定着したオルテガが中堅に起用されているものの不安は尽きない。名手と比べて守備範囲が狭いうえに、肩は決して強いとは言えないからだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  3. 3

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 4

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  5. 5

    来春WBCは日本人メジャー選手壊滅危機…ダル出場絶望、大谷&山本は参加不透明で“スカスカ侍J”に現実味

  1. 6

    詞と曲の革命児が出会った岩崎宏美という奇跡の突然変異種

  2. 7

    高市政権にも「政治とカネ」大噴出…林総務相と城内経済財政相が“文春砲”被弾でもう立ち往生

  3. 8

    「もう野球やめたる!」…俺は高卒1年目の森野将彦に“泣かされた”

  4. 9

    連立与党の維新が迫られる“踏み絵”…企業・団体献金「規制強化」公明・国民案に立憲も協力

  5. 10

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋