大谷翔平が決め球スプリット“封印”の思惑 奪三振ショーは熾烈なシーズン終盤まで温存

公開日: 更新日:

 二刀流に球威が戻った。

 エンゼルス・大谷翔平(27)が日本時間19日のレンジャーズ戦に今季7度目のリアル二刀流で出場。投げては6回を6安打2失点7奪三振と好投しながら、今季4勝目(2敗)を逃し、打ってはレ軍投手陣を攻略しきれず5打数無安打に終わった。

■今季最速162キロ、キャリアハイの平均球速159キロ

 白星こそ手にできなかったが、前回(12日)のレイズ戦で突然、低下した球威の不安を払拭した。直球の最速は162キロで、160キロ超えを記録したのは8球。決め球のスプリットはわずか1球で、キャリアハイとなる平均球速158.7キロの直球とカーブ、スライダーの組み立てで3戦連続クオリティースタートと、先発として最低限の役割を果たした。

 大谷は100マイル(約160キロ)超え連発について「特に何かを変えていたわけではないですけど。強度に慣れてきたっていうのはあるかと思います」と説明。スプリット封印に関しては「投げないほうが良さそうだなという。逆にそんなリスク負わなくてもいいのかなとは思うので。十分に真っすぐとスライダーとカーブでいけるんじゃないかという感じはありました」と明かした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  2. 2

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  5. 5

    オリックスまさかのドラフト戦略 「凶作」の高校生総ざらいで"急がば回れ"

  1. 6

    ヤクルト2位 モイセエフ・ニキータ 《生きていくために日本に来ました》父が明かす壮絶半生

  2. 7

    オリ1位・麦谷祐介 暴力被害で高校転校も家族が支えた艱難辛苦 《もう無理》とSOSが来て…

  3. 8

    “代役”白石聖が窮地を救うか? 期待しかないNHK大河ドラマ『豊臣兄弟』に思わぬ落とし穴

  4. 9

    福山雅治は"フジ不適切会合参加"報道でも紅白で白組大トリの可能性も十分…出場を容認するNHKの思惑

  5. 10

    バスタオル一枚の星野監督は鬼の形相でダッシュ、そのまま俺は飛び蹴りを食らった