羽生結弦氏が憧れた“皇帝”プルシェンコ氏「招集令状がきても逃げない」発言の波紋

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動員令に応じる考えを明かす

 そんな中、ロシア「スポーツ・エクスプレス」で、プルシェンコ氏が動員令に応じる考えをこう示したのだ。

「もし招集令状がきても、私はどこにも逃げない。喜んでトレーニングを受けたいと思う。私たちは、子供たちと未来を守らなければならない。これが私の立場です。みんなに聞いてもらいたい」

 この発言に対し、日本国内のネット上では、<悲劇と言うよりほかない>、<この現代で過去の大戦の悪夢が蘇るとは…>などと心配の声が上がる一方、<彼はいち早くプーチン氏を支持していた。当然だろう>、<ロシア政府のプロパガンダの一貫ではないのか>、<「子供たちと未来を守らなければならない」と言っているが、なぜウクライナと戦争する必要があるのかという本質を理解していない>といった批判的な意見も少なくない。

 羽生氏が7月に引退を表明した際、<今日、私の良き友人であり、フィギュアスケート史上最大のスターである羽生結弦選手が引退を表明したことを知りました。これからも頑張ってください。ユズルサン>と自身のインスタグラムでつづったプルシェンコ氏。

 そんな知人思いの人物が、仮に戦場で対峙した相手が同じスケートの仲間だったと分かったら、それでも銃を撃てるのだろうか。

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