ドイツ戦は“中央の局地戦”の行方が勝負を決する 鎌田大地が自由にプレーする時間を増やせるか

公開日: 更新日:

■守備的MF遠藤航vsトップ下ムシアラ

 森保ジャパンの心臓ともいえる守備的MF遠藤航(29)は、9日のリーグ戦で脳振とうのアクシデントに見舞われた。19日から「通常練習参加可」となり、20日からチームの全体練習に加わった。

 ドイツ代表の主流派であるバイエルン・ミュンヘン所属の19歳FWムシアラは、ナイジェリア人の父とドイツ人の母を持ち、7歳の時にイングランドに渡った。ドイツとイングランドの両方の年代別代表でプレー。両国のA代表から熱心に誘われていたが、2021年3月、生まれ故郷のドイツA代表入りを決めた。

「ミュラーがセンターFWに入り、ムシアラがトップ下に入る布陣をとるでしょう。強豪バイエルンでも、堂々と中盤の主軸として攻撃を差配しているムシアラは、何よりもキープ力抜群のドリブル突破が秀逸です。複数選手に囲まれても、奪われそうで奪われない。スピードと鋭さがあって緩急の使い方もうまく、トリッキーなパスも出せるし、思いがけないタイミングからのシュートも一級品です。遠藤は、ムシアラがドリブルを開始した時点で<ファウル一歩手前のところで厳しくチェック>しなければならず、その見極めを見誤るとFKを多く与えることになり、日本は窮地に追い込まれる」(鈴木氏)

 遠藤はドイツ・ブンデスリーガで「2年連続デュエル王」という称号を持っている。1対1の局面での競り合いの強さがドイツトップの遠藤とはいえ、ムシアラにはてこずることになりそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 2

    自維連立に透ける実現不能の“空手形”…維新が「絶対条件」と拘る議員定数削減にもウラがある

  3. 3

    自維連立が秒読みで「橋下徹大臣」爆誕説が急浮上…維新は閣内協力でも深刻人材難

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?

  1. 6

    ポンコツ自民のシンボル! お騒がせ女性議員3人衆が“炎上爆弾”連発…「貧すれば鈍す」の末期ぶりが露呈

  2. 7

    日本ハム1位・伊藤大海 北海道の漁師町で育った泣き虫小僧

  3. 8

    米倉涼子の薬物逮捕は考えにくいが…業界が一斉に彼女から手を引き始めた

  4. 9

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  5. 10

    影山雅永JFA技術委員長の“児童ポルノ逮捕”で「森保監督がホッとしている情報」の深層