著者のコラム一覧
Ricardo Setyonジャーナリスト

リカルド・セティオン 1963年生まれ。サンパウロ出身。中東戦争やユーゴスラビア紛争などを現地取材。スポーツジャーナリストに転身し、8カ国語を操りながらブラジルメディア以外にも英「ワールドサッカー」、伊「グエリン・スポルティーボ」など幅広く執筆。BBCのラジオ番組にも出演。98年、02年のW杯期間中にブラジル代表付き広報を務めた。現在もジーコ、ロナウド、ロナウジーニョ、カフー、ドゥンガら大物との親交も厚い。13年コンフェデレーションズカップではFIFA審判団の広報。国内では「ワールドサッカーダイジェスト」「スポルティーバ」などでコラムを執筆中。ブラジルのマッケンジー大、パナマのパナマ大、イスラエルのハイファ大などでスポーツマネージメントの講義を行う。自他ともに認める「サッカークレージー」。

メッシを取材して20年…カタールW杯にはボクの知らない彼がいた「ここまで本気なんだ」

公開日: 更新日:

大会編⑦

 18日の決勝戦直前に日本のテレビ番組に出て、ボクが20年前から取材しているアルゼンチンのFWメッシについてコメントをした。ボクのインスタグラムのダイレクトメッセージを通じてオファーがあった。日本のテレビ局の人が、ゲンダイのコラムを見てくれたのかな。それならうれしいね。

【写真】この記事の関連写真を見る(23枚)

 それにしても! なんて試合! なんて興奮! アルゼンチンの36年ぶり優勝で、問題だらけで最低のカタールW杯が、最高のW杯になったよ。

 予兆はモロッコが4強に進んだ頃からあった。それまで無関心だったカタール人が、同じアラブのチームの躍進でサッカーを見るようになった。カタール人女性の姿もスタジアムで多く見かけるようになった。決勝トーナメント以降は、厳選された材料だけで作った特上のケーキみたい。そのケーキの一番上に飾られたのが、極上のストロベリー……じゃなくてメッシだ。最後のW杯でメッシを勝たせたいという思いのもと、アルゼンチンが突き進む姿に多くのファンが感動したんだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党が急失速か…参院選「台風の目」のはずが賛同率ガタ落ち、他党も街頭演説で“攻撃”開始

  2. 2

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  3. 3

    中日についてオレが思うことを言っちゃおう。一向に補強もせず、本当に勝ちたいのだろうか

  4. 4

    BoA、五木ひろし、さだまさし、及川光博…「体調不良で公演中止」が相次ぐ背景

  5. 5

    5周年のSnow Man“目黒蓮独走”で一抹の不安…水面下のファン離れ&グループ内格差

  1. 6

    参院選神奈川で猛攻の参政党候補に疑惑を直撃! 警視庁時代に「横領発覚→依願退職→退職金で弁済」か

  2. 7

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  3. 8

    教え子の今岡真訪が蹴った“倍額提示”…「お金じゃありません」と阪神入りを選んだ

  4. 9

    兵庫県警まで動員し当局が警戒…NHK党・立花孝志党首の“あり得ない”参院選の街宣ぶり

  5. 10

    巨人無残な50億円大補強で“天国から地獄”の阿部監督…負けにお決まり「しょうがない」にファン我慢限界