著者のコラム一覧
武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

全豪初Vサバレンカはベラルーシ出身 新女王誕生の裏で揺れるウィブルドン決断の行方

公開日: 更新日:

 ツアーはこの措置に抗議してポイントを剥奪。優勝したジョコビッチとルバキナの現ランキングに昨年の優勝ポイント2000が反映されていない。本来なら第8シードのルバキナは第22シードで、5試合連続でシードと対戦するハンディを背負った。

■「彼らが稼ぐ機会を奪うな」と声明

 昨年のウィンブルドン期間中にジョンソン首相が辞任するなど状況は変わっても、主催者は今年の方針を表明していない。そこで女子ツアー(WTA)の創始者キング夫人が、他の大会と同様に制限撤廃を求める声明を出した。「選手生命は短い。彼らが稼ぐ機会を奪うな」という内容だ。

 コート外で意見は真っ向から対立するが、コート上の答えは明快だ。ベラルーシからはビクトリア・アザレンカも4強。男子では4強のハチャノフ、8強のルブレフ、全米覇者のメドベージェフの“ロシア3強”は、いまやATPツアーの柱で、一群の強豪を排して頂点を争うことの意義が問われる。

■年間グランドスラムもお預け

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  2. 2

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  3. 3

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学

  4. 4

    さらなる地獄だったあの日々、痛みを訴えた脇の下のビー玉サイズのシコリをギュッと握りつぶされて…

  5. 5

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  1. 6

    山本舞香が義兄Takaとイチャつき写真公開で物議…炎上商法かそれとも?過去には"ブラコン"堂々公言

  2. 7

    萩生田光一氏に問われる「出処進退」のブーメラン…自民裏金事件で政策秘書が略式起訴「罰金30万円」

  3. 8

    二階堂ふみ&カズレーザー電撃婚で浮上したナゾ…「翔んで埼玉」と屈指の進学校・熊谷高校の関係は?

  4. 9

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 10

    日本ハム中田翔「暴力事件」一部始終とその深層 後輩投手の顔面にこうして拳を振り上げた