オフィシャル世界ゴルフランキングは問題だらけ LIVゴルフ移籍組を正当評価せず失われる信頼

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 今月6日に、対立関係にあったPGAツアー(米国)・DPワールドツアー(欧州)連合とLIVゴルフとの間で事業統合に向けた合意がなされたというビッグニュースが飛び込み、世界中の関係者の間で大きな話題になっている。

 詳細はまだ明らかになっていないが、問題となるのが、試合成績によって毎週更新されるオフィシャル・ワールド・ゴルフランキング(OWGR)だ。これまでPGAツアーがD・ジョンソン、B・ケプカ、B・デシャンボーらLIVゴルフ移籍組のツアー出場を認めていないため、OWGRへのポイントが稼げず、その信頼性がいま損なわれているからだ。

 そこでスポーツイラストレーテッド(SI)誌が独自に出しているワールドランキングの計算法が注目されている。

 例えば全米プロ優勝直後のB・ケプカは、OWGRでは前週までの44位から一気に13位にまで上昇。その一方で、SI誌ランクは3位。ちなみにランク1位のS・シェフラー、2位のJ・ラームはSI誌もOWGRも同じ。ところが松山英樹はSI誌36位、OWGR25位。D・ジョンソンはSI誌21位、OWGR82位と逆転現象が起きている。

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