オリ山本由伸だけじゃない!メジャー候補4投手“掛け値”なしの評価 スカウトと専門家に聞く

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松井裕樹(楽天・27歳・10年目)

 意外な掘り出しものとして人気を博すかもしれない。

 4月に海外FA権を取得。かねてメジャー挑戦の夢を語っており、今オフの渡米濃厚だ。

 今季は頼れる守護神として1勝2敗、12セーブ、防御率0.84。21.1イニングで3四球と制球力に磨きをかけた。

 ナ・リーグのスカウトが言う。

「小柄(174センチ、74キロ)でパワーに欠けるから、ストッパーは無理だろう。しかし、コントロールのいい左のリリーフを欲しくない球団なんてない。今現在、左のセットアッパーは『メジャー全体で最も不足しているポジション』と言っても過言ではない。マツイのスライダーとスプリットは、メジャーでも通用する一級品。ポスティングではなく、FAというのも獲得する球団には都合がいい」

 問題はボールだ。今年3月のWBCでもメジャー使用球と同じWBC球に苦戦。1試合の登板に終わった。

「個人的には『メジャー球への対応は可能』とみているが、中には『無理だ』と判断し、獲得を見送る球団もあるだろう。獲得した場合も、そうした懸念や体の小ささも無視できないので、良くて2年500万ドル(約7億円)程度ではないか」(前出のスカウト)

 現在の調子を維持する限り、メジャーからは箸にも棒にも引っかからないーーなんてことはなさそうだ。

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