両足、右手、腰…大谷翔平“全身けいれん”の深刻度…マリナーズ戦も「投げられない」と降板直訴

公開日: 更新日:

 大谷翔平(29)が“持病”に悩まされている。

 日本時間4日のマリナーズ戦に2年連続2ケタ勝利をかけてリアル二刀流で出場したが、四回を投げ終えたところで右手中指のけいれんを起こして降板。その後はDHとして出場を続け、40号ソロを放ったものの、あのベーブ・ルースも成し得なかった2年連続の「2ケタ勝利と2ケタ本塁打」達成は持ち越しとなった。

 試合後の大谷によれば、四回表の投球練習中、患部に異変が生じたそうで、「もしかしたらいけたかもしれないですけど、1点を争うゲームなので、投げる選択の方が迷惑がかかる」と、降板の理由を説明。次戦の登板については「今まで通り、僕のスケジュールでやっていくように努めたい。(打者としては)一試合一試合全部出たい」と、念願のポストシーズン(PS)進出に向け、残り約2カ月のレギュラーシーズンを完走したいと話した。試合後のネビン監督によると「『手がけいれんして投げられない』と言ってきた」と、珍しく本人自ら降板を申し出たという。

 大谷は後半戦に入って両足、左の腰、右手、中指と相次いでけいれんを起こしている。大谷はけいれんについて「一番は疲労じゃないかと思う。連戦(16連戦の10戦目)ということもあるし、移動が含まれるところもあると思います」と話した。投げるたびにけいれんするのは深刻な故障を抱えているからなのか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  3. 8

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」

  2. 2

    円安地獄で青天井の物価高…もう怪しくなってきた高市経済政策の薄っぺら

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  5. 5

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  1. 6

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  2. 7

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ

  3. 8

    “第二のガーシー”高岡蒼佑が次に矛先を向けかねない “宮崎あおいじゃない”女優の顔ぶれ

  4. 9

    二階俊博氏は引退、公明党も連立離脱…日中緊張でも高市政権に“パイプ役”不在の危うさ

  5. 10

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明