昨春就任した履正社の多田晃監督に聞いた 強豪校を引き継ぎ指揮を執るプレッシャーは?

公開日: 更新日:

 ──監督交代で今後、履正社の野球部も変わっていく?

「僕も岡田先生と十何年やってきたので、ベースはやっぱり岡田先生の言うてることです。技術以上に大切にしてきた人間性を重視する指導は、より伝えていきたい。ただ、技術的な部分や野球の中身については変えていくところはあって。全国優勝した時も岡田先生が僕に『今のままじゃあかん』って言いはったんですよ」

 ──というと?

「『新しいことしていかんと絶対勝たれへんから、何かあったら言うてくれ』って、言うてくれはったんですよ。全国優勝したし、僕も『このやり方で、これからもやっていこうな』と言われると思ったら、『どんどん新しいことをしてったらいいから』と、僕の意見も聞いてくれて。だから、僕もその時の甲子園で盗塁ゼロだったので、走塁の先生を呼んでほしいとか話していました。今は従来のウエートトレーニング以外にも“BCエクササイズ”というのを実践、接骨院の先生にも来ていただいて、それで投手陣もこの冬で10キロ近く球速が上がったりしました。そういった新しい取り組みも僕になってからしてるんですよ。もちろん、今までのいいところは続けていきたいんですけど、トレーニングや技術的なこと、作戦面でこれはいいなということは固定観念なしにやっていきたいと思います」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 2

    巨人が楽天・辰己涼介の国内FA争奪戦に参戦へ…年齢、実績的にもお買い得

  3. 3

    マエケンの「DeNA入り」が急浮上! 古巣広島まさかのNO、巨人はマー君が足かせで動けず

  4. 4

    DeNA次期監督候補に谷繁元信氏が浮上…南場智子オーナーのイチオシ、本人も願ったりかなったり

  5. 5

    ドジャースの“朗希タンパリング疑惑”で大迷惑!米29球団&日本プロ球団こぞって怒り心頭の納得理由

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の抑え起用に太鼓判も…上原浩治氏と橋本清氏が口を揃える「不安要素」

  2. 7

    メジャー今オフにも「二刀流ルール」撤廃の可能性…ドジャース&大谷翔平に他球団のやっかみ集中

  3. 8

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  4. 9

    俺と巨人ガルベスの大乱闘の一部始終…落合博満さんのヘッドロックには気を失いかけた

  5. 10

    ドジャース大谷翔平は“自信のデカさ”も世界一! 二刀流は「自分にしかできない役割」と会見で断言

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  2. 2

    クマが各地で大暴れ、旅ロケ番組がてんてこ舞い…「ポツンと一軒家」も現場はピリピリ

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    安倍元首相銃撃裁判 審理前から山上徹也被告の判決日が決まっている理由

  5. 5

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  1. 6

    マツコ・デラックスがSMAP木村拓哉と顔を合わせた千葉県立犢橋高校とは? かつて牧場だった場所に…

  2. 7

    自民党は戦々恐々…公明党「連立離脱」なら次の衆院選で93人が落選危機

  3. 8

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  4. 9

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の抑え起用に太鼓判も…上原浩治氏と橋本清氏が口を揃える「不安要素」