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永田洋光スポーツライター

出版社勤務を経てフリーになり、1988年度からラグビー記事を中心に執筆活動を続けて現在に至る。2007年「勝つことのみが善である 宿澤広朗全戦全勝の哲学」(ぴあ)でミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。近著に近著に「明治大学ラグビー部 勇者の100年」(二見書房)などがある。

プールD最終戦の対アルゼンチン ベスト8入りした日本ラグビーの真価が問われる

公開日: 更新日:

 とはいえ、どんな妙手を用意しても、立ち上がりから引き離されては宝の持ち腐れ。肝心なのはアルゼンチンに食らいついて最後まで接戦に持ち込むことだ。

■キック処理の精度とドロップゴール

 そのために大切なのが、キック処理の精度。

 アルゼンチンは、地域を獲得するキックだけではなく、ジャパン防御の裏に抜け出した後でも、サポートがいなければスペースにキックを蹴り込んで、スピードのあるランナーを走らせる。ジャパンとしては、蹴られたボールに対して常に全員が戻る意識を持ち、複数でキックをカバーする態勢を整えることが必要だ。

 これを何度も繰り返すと確実にスタミナが奪われるが、そうした事態を防ぐためには、ジャパンがキックを有効に使って、常にアルゼンチン陣内でゲームを進めるようにしたい。アルゼンチンは、自陣からはアタックを仕掛けるよりも地域獲得のためのキックを蹴ることが多く、その処理さえ間違えなければジャパンが優位に試合を進められるだろう。

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