元日本代表SH堀越正己氏がラグビーW杯をズバリ予想 「日本は3勝1敗でD組2位突破」する根拠

公開日: 更新日:

 ラグビーW杯フランス大会は8日(日本時間9日)に開幕。日本代表(世界ランク14位)は前回大会の8強を超える「4強以上」を目指している。そんな桜戦士について、第2回(1991年)、第3回大会(95年)に日本代表スクラムハーフ(SH)として出場した堀越正己氏(54)を直撃。「3勝1敗でD組を突破する」と予想した。

 ◇  ◇  ◇

 ──ケガ人が出てメンバーが変更となったり、直前までバタバタした。

「ロックのヘル・ウベとCTB中野将伍が離脱。代わってロック/フランカーのアマト・ファカタバとフランカーの下川甲嗣が追加登録された。バックスのCTBが抜けたのに代わりにFWが入ったり、いくつか疑問点はあります」

 ──日本はW杯前の強化試合を1勝5敗。国内5連戦でハイタックルによって2枚のレッドカード処分を受けた。

「直前の強化試合はミスが多くてリーチ(7月22日サモア戦)とラブスカフニ(8月5日フィジー戦)がハイタックルでレッドカードをもらった。本大会の前で良かったともいえますが……。それにしても何かがおかしい気がします」

 ──というと?

「ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC=53)がW杯用の戦術を隠している気がするんです。『キックを使う』と言いながら、強化試合では自陣から回したりしてチグハグな攻撃を繰り返した。(スクラム)ハーフかスタンドオフ(SO)から蹴るのか。いずれにしても、あまりキックを使っていない。このあたりは本番まで戦術を見せていないということで楽しみにしています」

 ──最後の実戦となったイタリア戦は21-42。

「キックの精度が低いのが気になりました。先発したSO李承信が2本、リザーブから途中出場した松田力也も2本ゴールキックを外した。こんなに外しては苦しい。隠すところではないので、修正しないといけません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景