著者のコラム一覧
友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

メジャーで分かれたトレードの明暗 ホワイトソックスではオーナー激怒で責任者のクビが飛んだ

公開日: 更新日:

 GMのクビがすでに飛んだ球団もある。ホワイトソックスである。ホ軍は大きく負け越していたため、7月下旬からレギュラー級を放出してマイナーのホープと交換するトレードを3つ成立させた。ハーンGMがクビになったのはそのトレード自体が問題になったからではない。

 トレードでヤンキースに移籍したリリーフ投手のミドルトンが移籍後、メディアに「ホワイトソックスは規律が緩んで、集合に遅れたり、守備練習をさぼるやつがいる。ルーキーがブルペンで居眠りしていても誰も注意しないし」と語ったことで、チームの管理体制が破綻していることが露見してオーナーが激怒。GMだけでなく上司であるK・ウイリアムズ編成責任者のクビまで飛んだ。

■勝ち組:オリオールズ カブス

 オリオールズはトレードでカージナルスの元エースであるフラハティとアスレチックスで防御率が8点台だった藤浪晋太郎を獲得。フラハティは期待外れに終わったが、藤浪は天才肌の捕手ラッチマンと出会ったことで変身。藤浪の荒れ球に目をつけたエライアスGMの慧眼はメディアから称賛された。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「NHKの顔」だった元アナ川端義明さんは退職後、いくつもの不幸を乗り越えていた

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  4. 4

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  5. 5

    ウクライナ出身力士 安青錦がすべてを語った…単身来日して3年、新入幕で敢闘賞

  1. 6

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  2. 7

    奥さんが決断してくれた…元大関の小錦八十吉さん腎臓移植を振り返る

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  5. 10

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"