侍ジャパン苦肉の策…井端弘和氏は“暫定”監督 2026年WBC本命に浮上する「大物」の名前

公開日: 更新日:

 侍ジャパンの監督に中日巨人で活躍した井端弘和氏(48)の就任が決定的になった。3月のWBCで世界一に輝いた栗山英樹監督(62)の後任人事を進めてきたNPBが、24日までに候補を一本化。Uー12日本代表を率いる井端氏に白羽の矢を立て、近日中にも正式要請する。

「栗山監督の退任から約4カ月、次期監督の選定は混迷を極めました。イチロー松井秀喜工藤公康ソフトバンク監督、井口資仁ロッテ監督などが候補に挙がったものの、水面下の交渉でことごとく断られたと聞いている。栗山監督の再登板まで視野に入れたが、こちらも固辞された。次回2026年のWBCまで約2年半の任期の長さがネックとなるうえ、なにより右ひじ手術大谷翔平の参加が不透明な中で連覇を託される重圧は相当なものがありますから」(球界関係者)

 井端監督で内定したとはいえ、あくまで「暫定政権」。任期は26年WBCまでではなく、24年11月のプレミア12までとなる可能性が高いという。

「苦肉の策でしょう。井端氏は巨人で3年間、東京五輪でもコーチを務めたものの、監督としての手腕は未知数。球界屈指の理論派ですが、侍ジャパンの監督としては小粒という意見もある。24年11月までの任期としておけば、それまでにスポンサーも納得する大物の招聘など選択肢が増える。例えば、来季24年限りで任期が切れる巨人原監督の就任も視野に入ってくる」(同)

 侍ジャパンの混迷はまだまだ続く。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  5. 10

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ