新潟アルビレックスBC 橋上秀樹監督が語る課題とビジョン 二軍球団としてNPB新規参加が内定

公開日: 更新日:

将来は寮や室内練習場も必要でしょう

 ──池田球団社長は「事業規模を現在の2億円から5億円に拡大する方針」と話しています。

「チームの規模が大きくなれば、費用も増えます。さすがに来季には間に合いませんが、寮や室内練習場も将来的に必要になってくるでしょう。このあたりは自治体の協力も必要不可欠。そのためにも、これまで以上にチームに関心をもっていただけるよう、我々は頑張らなければいけません」

 ──内定が決まった時の選手の反応はどうでしたか?

「これまで以上にNPB球団の目に留まるチャンスが増えるので、『楽しみです』という選手が圧倒的に多かった。『来季も新潟でやりたいです!』と話した選手もいます。あと、海外の外国人選手も興味を示すでしょうね」

 ──現在、イースタンの試合数は最大で144試合。新潟は今季63試合だったので、倍以上になる。こちらの課題も多いのでは。

「二軍戦は中止になっても振り替え試合がないので、実際は120~130試合程度になるとは思いますが、それでもおよそ倍ですからね……。選手のフィジカル強化やケアも課題ですし、何より我々も勝たなければいけません。確かに新潟でNPB球団の試合が見られることは新鮮ですが、肝心の地元チームが負けっぱなしではファンの方々を失望させてしまう。そうなると、新規参加の盛り上がりも、一時的な話題で終わりかねない。とはいえ、現時点で選手のモチベーションは非常に高い。正式に参加が決まった後は、この熱量を来季まで継続させていくことが重要です」

(聞き手=阿川大/日刊ゲンダイ

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    佐々木朗希「中5日登板志願」のウラにマイナー降格への怯え…ごまかし投球はまだまだ続く

  2. 2

    巨人阿部監督がオンカジ送検の増田大輝を「禊降格」しないワケ…《中心でなくても、いないと困る選手》

  3. 3

    オンカジ騒動 巨人オコエ瑠偉が「バクダン」投下!《楽天の先輩》実名公表に現実味

  4. 4

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の立場を左右する? サイ・ヤング賞左腕が復帰へいよいよ秒読み

  1. 6

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 7

    なぜこのタイミング?巨人オコエ瑠偉、増田大輝だけが「実名報道」されたワケ…違法オンカジ騒動で書類送検

  3. 8

    オリ&ソフトBが前田健太獲得へ虎視眈々!日米交渉ついに解禁も古巣広島に強力対抗馬出現で争奪戦に

  4. 9

    プロ野球の違法オンラインカジノ「汚染選手」はもっと隠れている!書類送検のオコエ瑠偉、増田大輝はまだマシ

  5. 10

    巨人阿部監督はなぜ田中将大にだけ甘いのか…2試合連続炎上でさすがに二軍調整も

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大阪万博会場の孤島「夢洲」で水のトラブル続出の必然…トイレ故障も虫大量発生も原因は同じ

  2. 2

    巨人阿部監督がオンカジ送検の増田大輝を「禊降格」しないワケ…《中心でなくても、いないと困る選手》

  3. 3

    オンカジ騒動 巨人オコエ瑠偉が「バクダン」投下!《楽天の先輩》実名公表に現実味

  4. 4

    趣里の結婚で揺れる水谷ファミリーと「希代のワル」と対峙した梅宮ファミリー…当時と現在の決定的な違い

  5. 5

    中国企業が発表した「ナトリウムイオン電池」の威力…リチウムイオン電池に代わる新たな選択肢に

  1. 6

    永野芽郁「かくかくしかじか」"強行突破"で慌しい動き…フジCM中止も《東村アキコ役は適役》との声が

  2. 7

    永野芽郁と田中圭は文春砲第2弾も“全否定”で降参せず…後を絶たない「LINE流出」は身内から?

  3. 8

    渋谷区と世田谷区がマイナ保険証と資格確認書の「2枚持ち」認める…自治体の謀反がいよいよ始まった

  4. 9

    水谷豊に“忖度”?NHK『BE:FIRST』特集放送に批判…民放も事務所も三山凌輝を“処分”できない事情

  5. 10

    頭が痛いのは水谷豊だけじゃない…三山凌輝スキャンダルで間宮祥太朗「イグナイト」“爆死”へ加速危機