日本ハム2位・進藤勇也の“自立心”を育んだ「腕相撲無敗」の父の教え

公開日: 更新日:

 進藤は高校3年間でプロに注目されるまでに成長を遂げた。それでも上武大を選んだのは、関東遠征の際に同大を見学して以来、ゾッコンだったからだ。

「楽しくやるようなところよりも、上武大の風土が気に入ったようでした。『厳しい環境でやりたいから』と。スカウトさんがチェックに来てくれていたようですが、上武大への思いはまったくブレませんでした」(同)

 そんな親子のコミュニケーションツールのひとつは腕相撲だ。

「私は無敗です。大学に上がってからは一度もやっていませんが、今でも負けないはず(笑)。でも、やりませんよ。プロ野球選手の腕をケガさせるわけにはいきませんからね」(同)

 進藤のリベンジマッチはグラブを置く時まで持ち越し。誠さんはその日は10年後、20年後、なるべく先がいいと思っている。

▽進藤勇也(しんとう・ゆうや) 2002年3月10日、福岡県福岡市生まれ。福重小、内浜中、筑陽学園を経て上武大に進学。同大ではキャプテンを務め、通算38試合で打率.339、8本塁打をマーク。お菓子や炭酸飲料をほとんど口に入れずに育った。嫌いな食べ物はなし。右投げ右打ち。身長182センチ、体重90キロ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑