大谷翔平「過度の年俸後払い」を批判せず…道義や倫理を問わない米国人の不思議な気質

公開日: 更新日:

 大谷翔平(29)はプロスポーツ史上最高額となる10年総額7億ドル(約1015億円)でドジャースと契約。莫大な契約金の97%を後払いにしたことで、大きな注目を集めた。

 これは、ぜいたく税の趣旨をないがしろにする行為ではないか。ぜいたく税はそもそも、球団間の戦力均衡を目的に導入された。チームの総年俸が規定額を超えた球団は、ぜいたく税を支払わなければならない。金満球団ばかりが勝つようになったら、ファンの興味は薄れ、結果としてメジャー全体にとってマイナスになるというのがこのルールの趣旨だ。

 にもかかわらず、米メディアの中に「他球団がマネをするかもしれない」という指摘はあっても、道義的責任、倫理的な問題を追及する声はほとんどないという。

 米国に倫理観はないのか。米紙コラムニストで、弊紙で「メジャーリーグ データ野球の内幕」などを執筆しているビリー・デービス氏が言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元小結・臥牙丸さんは5年前に引退しすっかりスリムに…故国ジョージアにタイヤを輸出する事業を始めていた

  2. 2

    ドジャース大谷翔平に「不正賭博騒動」飛び火の懸念…イッペイ事件から1年、米球界に再び衝撃走る

  3. 3

    遠野なぎこさんは広末涼子より“取り扱い注意”な女優だった…事務所もお手上げだった

  4. 4

    ヘイトスピーチの見本市と化した参院選の異様…横行する排外主義にアムネスティが警鐘

  5. 5

    ASKAや高樹沙耶が参政党を大絶賛の一方で、坂本美雨やコムアイは懸念表明…ネットは大論争に

  1. 6

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  2. 7

    世良公則、ラサール石井…知名度だけでは難しいタレント候補の現実

  3. 8

    自民旧安倍派「歩くヘイト」杉田水脈氏は参院選落選危機…なりふり構わぬ超ドブ板選挙を展開中

  4. 9

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 10

    フジの「ドン」日枝久氏が復権へ着々の仰天情報! お台場に今も部屋を持ち、車も秘書もいて…