球宴ア・リーグ先発のバーンズは今オフ “山本由伸超え”の超大型契約でジャイアンツ移籍濃厚

公開日: 更新日:

 ドジャース大谷翔平(30)が日本時間17日のオールスター戦(テキサス州アーリントン)にナ・リーグの「2番・DH」で出場。ア・リーグ先発のコービン・バーンズ(29=オリオールズ)とは昨年4月30日に対戦し3打数1安打だった。

 ブルワーズ時代の2021年にナ・リーグのサイ・ヤング賞に選ばれたバーンズは、今季前半戦は19試合に登板し、9勝4敗、防御率2.43(リーグ2位)。ア東地区首位のオ軍投手陣を牽引した。今オフにFAになるため、毎年のようにサイ・ヤング賞候補に名を連ねる右腕は、移籍市場の目玉に位置付けられている。

 バーンズの移籍先として有力視されているのが、ナ西地区でドジャースの宿敵であるジャイアンツだという。

 大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう言う。

「ジャイアンツは昨オフもブルワーズにバーンズのトレードを打診したが、交換要員で折り合いがつかず、まとまらなかった。ジ軍は資金力が豊富にもかかわらず、昨オフは大谷、山本の獲得に失敗するなど、ここ数年は目玉選手を確保できておらず、補強費用はあり余っています。計算できる先発はエース右腕のウェブだけという事情もあり、安定感のあるバーンズを獲得して投手陣の再建を図るはずです」

 敏腕代理人として知られるスコット・ボラス氏の手練手管でバーンズの市場価値が高騰すれば、「昨オフ、山本が記録した投手史上最高額の12年総額約481億円に匹敵する大型契約になる可能性もあります」とは前出の友成氏だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝