「重症説」の佐々木朗希にメジャースカウトはヤキモキ…長期休暇を挟み「むしろ劣化の可能性」

公開日: 更新日:

「やっぱり昨年までのササキとは違う」

 8日の対ソフトバンク戦。ネット裏で佐々木朗希(22=ロッテ)の投球をチェックするメジャースカウトからは、こんな声も聞かれた。

「昨年までは7、8割の力でも速球は162、3キロをマークしていた。けれども、今季は大半が160キロに満たない。力を入れて、やっと160キロが出る感じですから」とは前出のスカウトだ。

 この日は5回、90球を投げ、自己ワーストの9安打を浴びて3失点、9奪三振。初回のピンチで161キロをマークしたものの、速球のほとんどは160キロに届かなかった。

 当初はオフのメジャー挑戦を見据え、あえて出力を抑えているとみられていたが、そうではないらしい。

「首脳陣によれば、春先から調子が悪かった。本人もスピードが出ないと、しきりにクビをひねっていたというのです」とはロッテOB。要するに、速い球を投げたくても投げられない。そんな状態がいまも続いているようなのだ。

 右腕のコンディショニング不良で2カ月近く戦列を離れたのは、こんなはずではないと強引に出力を上げた反動なのかどうか。いずれにせよ復帰登板に続き、今回も速球の大半が160キロに満たなかったのは、それだけ状態が深刻なのではないか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」