レスリング藤波朱理の無敗記録を止めるのは…まさかの五輪4連覇・伊調馨?試合前の「不穏な」やりとり

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【パリ五輪】女子レスリング53キロ級

 6年間無敗を誇る藤波朱理(20)が圧倒的な強さで頂点に立った。

 日本時間9日未明の女子53キロ級決勝で、ルシア・ヤミレス・ジェベス・グズマン(23=エクアドル)を10-0のテクニカルスペリオリティで金メダルを獲得。昨年の世界選手権準々決勝で序盤に大量失点した相手をねじ伏せ、中学時代から続く連勝を137に伸ばした。

 試合後、父の俊一コーチとともに日の丸を掲げた藤波は「オリンピック最高!レスリング最高!やってきて良かった。父がいなかったら、ここにはいないので、一番感謝したい」と、喜びを口にした。

 今後は連勝をさらに伸ばし、次回2028年ロサンゼルス大会での連覇を目指すが、無敗記録に立ちはだかるのは、いまだに現役引退を表明していない五輪4連覇の伊調馨(40)ではないか。

 現在、藤波が所属する日体大でコーチを務める伊調は、選手と一緒に汗を流し、時にはスパーリングをこなすこともあり、藤波も胸を借りている。19年7月の川井(現金城)梨紗子との世界選手権代表選考プレーオフを最後に公式戦から遠ざかっているものの、技術、パワーとも依然として世界レベルを維持しており、藤波は「本当につよくて、馨さんからポイントを取れたら、53キロ級の世界のどの選手からも取れると思う」と話している。

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