大谷の3度目MVPは《ほぼ確実》…DH初の受賞を後押しする「初物好き」な米国人気質

公開日: 更新日:

 しかも大谷自身、その米国人気質を持ち合わせている。

 花巻東(岩手)時代には、高校からいきなりメジャー挑戦したいと公言した。ドラフト1位クラスの高校生が、日本のプロ野球を経ずに本気でメジャー挑戦しようとしたのは大谷が初めてだ。

 ドラフトで日本ハム入りしてからは、プロでだれもやったことのない投打の二刀流に当たり前のようにチャレンジ。否定的な声も多い中、だれよりも速い球を投げ、だれよりも打球を遠くに飛ばすためのトレーニングを積み、実際に結果を出した。

 米国でもベーブ・ルース以来の二刀流にチャレンジ。最初にポスティングでメジャー挑戦した際の球団選びで、本人が何より優先したのは投打の二刀流に挑戦させてもらえる環境で、それがエンゼルスだった。

「大谷は『48-48』とすでにメジャー記録を更新して、これまでだれもやれなかった領域に足を踏み入れています。WARの数値で多少、リンドアの後塵を拝しても、MVP投票の有権者に与えるインパクトは比較にならない。パイオニア精神を尊ぶ米国人気質からいっても、3度目のMVPはほぼ確実だと思いますよ」とは前出のデービス氏だ。

  ◇  ◇  ◇

 大谷ファンの審判も少なくない。実は、彼らによって大谷は「助けられている」という。いったいどういうことなのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 7

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    侍Jと大谷翔平がWBCで直面するMLBからの嫌がらせ…過去何度も味わった手段選ばぬヤリ口に要警戒

  5. 10

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲