佐々木朗希《ゴネ得》《ワガママ》と収まらぬ批判がロッテ球団にブーメラン

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「来季Bクラスならフロントは総辞職」とOBバッサリ

 ロッテOBの里崎智也氏は、登録者80万人超を誇る自身のYouTubeチャンネルで《チームに幻滅した 佐々木朗希メジャー挑戦を容認 来年の結果次第でフロント総辞職》とのタイトルで動画をアップ。要約すると次の4項目について持論を展開している。

①メジャーに行きたいという佐々木に非はない

②前例ができたのだからメジャー志向のあるロッテの選手は積極的に移籍を要求した方がいい

③日本一になるチームをつくることがプロ野球球団の正義とするなら、これで来季Bクラスに落ちたらフロントは総辞職に値する

④勝つことではなく、選手を育ててメジャーに送り込むことがロッテの存在意義なら、その方針を公表すべきだ

 今季、ロッテは3位Aクラスに入ったものの、首位のソフトバンクには18.5ゲーム、2位の日本ハムにも5ゲームの大差をつけられた。チーム防御率3.17はリーグ5位で、総得点493も上位2球団には大きく劣った。投打とも課題は山積で、このオフはソフトバンクからFA宣言した石川柊太(32=今季7勝2敗、防御率2.56)の獲得に乗り出している。吉井監督は「朗希は今年貯金5。結構、大きな穴。みんなの力で埋めたい。もしかしたら球団が大物FA選手を取ってくれるかもしれない」と期待するが、金銭も人的補償もないCランクの石川には巨人のほかヤクルトオリックスが調査を進めている。少なくとも4球団以上の争奪戦になるのは確実で、宣言残留を認めているソフトバンクを含め金銭面ではロッテの不利も伝えられる。

「今後の補強の成否も、ファンのフロントへの評価に直結することになると思う。佐々木と同じく在籍5年で大谷のポスティングを認めた日本ハムは、大谷の流出後の7年間で最下位2度を含む5年連続Bクラス。観客動員も大谷のラストイヤーをピークに右肩下がりになって、2位に躍進した今季、7年ぶりにようやく年間200万人の大台に回復した。ロッテは2021年に『千葉ロッテマリーンズ 理念』を策定し、マリーンズが勝つための3カ条などを明記、25年に『自他共に認める、令和の常勝軍団になる。』と掲げている。約束したマニフェストの実現が問われる来季、公約が失敗すれば、なぜ朗希のポスティングを認めたんだ、とファンから糾弾されかねません」(球団OB)

 果たして、“令和の怪物”を抜きにして、“令和の常勝軍団”は実現するのか。

  ◇  ◇  ◇

 佐々木は「生意気」と言えるほどの鋼のようなメンタルの持ち主だ。それを象徴するようなエピソードがある。ウエートトレーニング中に同僚から「そんな軽いのを上げているんだ…」と声をかけられた際の「驚愕の返答」とはいったいどのようなものだったのか。

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