また大失態!選手が不憫すぎる日本バドミントン協会の体たらく…今度は約2100万円の追徴課税

公開日: 更新日:

「またか……」と呆れるしかない。

 25日、日本バドミントン協会は4月に東京国税局から約2100万円の追徴課税を受けたと発表した。2021~23年の3年間に協会が都道府県協会に委託した事業に関し、委託金ではなく補助金として処理すべきだと指摘を受けたという。

 協会は「見解の相違」と説明したが、それにしてもこの協会はコノ手のミスが多すぎる。

 22年のジャパン・オープンでは、混合ダブルスの「緑川大輝・斎藤夏」組をエントリーする際、斎藤を姉の栞と間違えて登録したことで、2人は出場不可に。昨年7月は協会が提出した書類の不備で大堀彩が国際大会に出場できず、パリ五輪への切符を失いかけた。今年9月には女子ダブルスの五十嵐(旧姓・東野)有紗・桜本絢子ペアが、協会のミスでエントリー漏れとなり、10月の国際大会の欠場を強いられた。五十嵐が「今後こういうことがないように、と何回も言っている」と怒りをにじませたのは、記憶に新しい。

 22年には職員による680万円の横領も発覚。しかも協会はこれを把握しながら、3年間も隠蔽していた。この不祥事により、JOCのガバナンス評価は加盟55団体のうち唯一の「C」に転落。24年度の代表強化費は8億円から5億円も削られた。債務超過による予算不足で強化合宿が2度も中止となり、パリ五輪直前合宿も規模を縮小。08年の北京五輪から五輪5大会を指揮してきた朴柱奉ヘッドコーチは「残念」と嘆くことしきりだった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波