交通規制で配送業者は悲鳴、ごみ大量投げ捨ても…駅伝・マラソン真っ盛りの裏で泣いている人たち

公開日: 更新日:

 テレビで観ている人には分からないだろう。

 陸上界は今、ロードシーズン真っ盛り。1月は毎年、元日の全日本実業駅伝で幕を開け、翌日から2日間は箱根大学駅伝で盛り上がる。12日は全国女子駅伝があり、19日は全国男子駅伝だ。

 マラソンの主要大会も目白押しだ。26日には大阪国際女子、2月に入れば2日・別府大分毎日、香川丸亀国際ハーフ、9日延岡西日本、24日、大阪マラソン、3月は2日・東京、9日・名古屋ウィメンズ。ちなみに、12月には防府読売マラソン、福岡国際マラソン、全国男子&女子高校駅伝、全日本大学女子選抜駅伝が行われた。

 毎年開催されるこれらの大会は、いずれも公道が舞台のため、当然レース前から地元警察の協力により交通規制が行われる。詳細は大会ホームページなどで事前に「おしらせ」がある。

「ですが……」と、グチをこぼすのは、ある配送業社のドライバーだ。

「一般市民や、たまたまコース近くを車で通る人は大会ホームページや道路脇に出される規制看板など見ないでしょう。また、正月の箱根駅伝のコースは交通量が多い東京、神奈川を走るので、全面通行止めにできず反対車線で渋滞が起きるのが常です。テレビで全国放映されない認知度の低いマラソン大会でも交通規制がある。宅配業者なら、その日は迂回路を通らされるので指定された時間に届けられないケースが多く、それを事前通知している会社もある。自転車や歩行者も制限があり、バスや路面電車にも当然遅れが出ます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  2. 2

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…

  3. 3

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘

  4. 4

    中居正広氏&フジテレビ問題で残された疑問…文春記事に登場する「別の男性タレント」は誰なのか?

  5. 5

    元フジテレビ長谷川豊アナが“おすぎ上納”告白で実名…佐々木恭子アナは災難か自業自得か

  1. 6

    「まつもtoなかい」長渕剛"神回"が話題に…「仕事と愛どっち取る?」の恋愛トーク!

  2. 7

    生島ヒロシ降板騒動は起こるべくして起きた!コンプラ違反が当たり前…大物司会者のヤバイ言動の数々

  3. 8

    ソフトバンク上沢直之への“取材NG”で雑音封印の配慮…昨季の山川穂高と同様、個別取材すべて却下

  4. 9

    香取慎吾は「三重苦」を克服できるか? 主演ドラマ不発の原因は「不肖の兄」「反フジテレビ」と…

  5. 10

    ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”