「走らせたくない」が大学監督の本音?箱根からわずか2週間…1.19全国駅伝で心配なアクシデント

公開日: 更新日:

 19日に男子の全国駅伝広島)が行われる。だが、19日といえば箱根駅伝からわずか2週間後。それでも出場470選手の中には箱根路を走った選手が49人も名を連ねた。

 大会新記録で連覇した青学大は2区の黒田朝日(岡山)、5区の若林宏樹(和歌山)、9区の田中悠登(福井)など5人がエントリー。同大の原晋監督は、陸上競技の普及活動に取り組んでおり、この大会にも優勝メンバーを気持ちよく送り出すが、そんな監督ばかりではない。

 箱根駅伝に出場する大学は、この「最大のイベント」で選手が最大限の力を発揮できるよう一年のスケジュールを組んでいるといっても過言ではない。

「だからです」と箱根常連校の関係者がこう言う。

「選手は箱根に調子のピークを持ってくる。レースが終わってたった2週間でベストな状態で走ることは無理です。故障のリスクもある。全国駅伝には『ふるさと制度』があり、これにはいい面と悪い面があるのです。ふるさと制度により、実業団と大学生の選手は、出身の中学、高校のある都道府県からも出場できる。1区間限定ですが、自治体の実力差はある程度抑えられ、中学、高校のエース級の選手たちは憧れの実業団や大学生の選手と走ることもできる。これはいい面と言えますが……」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性