世界陸上有力候補だが…マラソン小林香菜は身長150cmの「チョコチョコ走り」で日の丸を背負えるか

公開日: 更新日:

 陸連強化委員長、専務理事などを歴任した澤木啓祐氏が言う。

「25キロから30キロまでのラップはやや落ちたものの、全体を通してラップの上下幅が少なく、見事な走りでした。ピッチ走法は、歩幅の大きなストライド走法に比べて省エネですが、練習や大会後の腰や背中のケアをしっかり行わないと歩幅が短くなりやすい。一定の歩幅を確保しにくい点に気をつけながら、1センチでも歩幅を伸ばす努力をしてもらいたい。走り方は個性なので変えることはない。今後は後半にスピードが落ちないスタミナをつけたい。パリ五輪6位の鈴木はフォームに無駄がなく、柔らかみがある。より伸びしろを感じます」

 ちなみに、小林は今回参加標準記録(2時間23分30秒)を突破しての日本人最高ということで、9月の世界陸上女子マラソン代表の有力候補になった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋