楽天ドラ1宗山塁の長所と課題を担当スカウトが明かす…初の実戦で2安打、全3打席出塁

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 守備面でも3つのゴロをソツなくさばいた。内野手出身の沖原スカウトはこう言って目を見張る。

「1歩目のスタートがいい。ボールに入るタイミングに、センスを感じます。今後、プロの一線級の選手の強い打球に対してどう対処するか。これは実戦を通じて、慣れていくしかありません」

 では、課題は何か。

「年間通してプレーする体力だと思います。第1クールでは『張りが出ても、翌日にはなくなりました』と話していた。高校、大学時代に鍛えられていますが、プロではレギュラーを任されるとなると毎日試合に出ます。まして宗山の場合は、注目されて、気疲れも出てくるでしょう。試合に出続けるには心身の強化に加えて慣れも必要ですが、新人なら誰もが通る道。将来的には少なくとも打率3割、15本塁打を打てる可能性を秘めています。守りでも大いにチームに貢献できる選手に成長してほしいと思っています」

 適応力、対応力を武器に、開幕スタメンを射止めることができるか。

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