《早くメジャーに行け》の声続出!オリ宮城大弥 圧巻投球がもたらす米挑戦への道

公開日: 更新日:

 惜しくも大記録はならなかった。

 オリックス宮城大弥(23)が28日の開幕戦で、圧巻の投球を披露した。

 初回を三者凡退に抑えると、その後も楽天打線にヒットはおろか、出塁すら許さず、7回まで完全投球。八回にヒットと犠飛で失点し、この回限りでお役御免となったものの、のっけからその実力を見せつけた。

 宮城はすでにメジャーから熱視線を注がれている。代表入りした2023年WBC直前には、MLB公認投球アナリストで「ピッチングニンジャ」の名で知られるロブ・フリードマン氏に「ヤンキースの(先発左腕の)コルテスに似ている。着実にアウトを重ねられる投手。(打者は)気がついたら打席が終わっている」と絶賛されている。

 フリードマン氏は21年も自身の動画で、「宮城は身体能力的に凄いとは思わないが、気づいたらアウトを重ねている。野球において一番大事な要素だ」と語っていた。当時、宮城はまだプロ2年目。早い段階でメジャーにその名が知れ渡っていた。

 本人はメジャーについては「まだまだ」と話すのみ。昨年、日刊ゲンダイがインタビューした際も、「メジャー挑戦の意向? まだないです。選手として全然結果を出していない。挑戦したいというか、今の成績だけでは行けないし、何年も結果を残し続けなければいけない。メジャーだろうと日本だろうと関係なく、結果を求めていきたい」と話していたが、結果を出し続ければ周囲も黙ってはいないし、自然とメジャーへの道のりは作られる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 2

    ドジャース大谷が佐々木朗希への「痛烈な皮肉」を体現…耳の痛い“フォア・ザ・チーム”の発言も

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    巨人に漂う不穏な空気…杉内投手チーフコーチの「苦言連発」「選手吊るし上げ」が波紋広げる

  2. 7

    星野監督は中村武志さんを張り倒した直後、3ランを打った隣の俺にも鉄拳制裁…メチャクチャ痛かった

  3. 8

    (1)身内すらも“監視し欺く”情報統制…機密流出犯には厳罰、まるで落合博満監督のよう

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希は「ひとりぼっち」で崖っぷち…ロバーツ監督が“気になる発言”も

  5. 10

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった