ドジャース大谷の「打点王」を阻むダークホースはカブス鈴木誠也…得点圏打率.356、34打点はリーグ2位

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大谷にはない追い風が

 今季、開幕から「3番・DH」で起用されている鈴木には打点量産の追い風も吹く。9番バーティ(出塁率.)、1番ハップ(同.364)、2番タッカー(同.376)と出塁率の高い選手のお膳立てを期待できるからだ。特に今季終了後、FAになるバーティ、タッカーは自身の市場価値を高めるため、結果を残そうと必死になり、鈴木へのつなぎ役、チャンスメーカーとして機能しそうなのだ。

 一方、ド軍はメジャーを代表する強力打線とはいえ、1番大谷の前の下位を打つテイラー(.214)、コンフォート(.291)、アウトマン(.176)らの出塁率は極めて低い。大谷が好機で打席に立つ機会も限られ、ここまで得点圏では25打数5安打の打率.200、2本塁打、7打点と鈴木とは対照的に結果を残せていない。打点を稼ぐには数少ない好機で一発を放つしかないのだ。

 大谷はシーズン終盤まで同じ年の鈴木の背中を追いかけ続けることになりそうだ。

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