ソフトB入り秋広優人にのしかかる「世界の王」の圧…アベレージヒッター主張が通用するのか?
確かに体格は立派である。
リチャードとのトレードで、左腕の大江と共に巨人からソフトバンクに移籍した秋広優人(22)。一軍登録された昨15日の西武戦に「6番・左翼」でスタメン出場し、3打数1安打で移籍後初ヒットをマークした。
2メートル、100キロの体格を誇り、14日の移籍会見でも三笠GMから「将来の大砲候補」と紹介されたが、本人は「身長があるのでそう見られがちだけど、自分は打率の方が自身がある」と、あくまでアベレージヒッターだと主張。巨人時代は意に反して本塁打を求められることが多く、事前に釘を刺した形だ。
しかし、そんな秋広の思いはこの人に通じるのだろうか。王球団会長である。
昨15日、秋広のフリー打撃を見た王会長は早速、「体の割におとなしい打撃をするね。ミートを心がけてる感じ」と話すと、2023年に10本塁打したことについては「10本くらい、打ったうちには入らない。20、30本と打たなきゃ」と持論を展開した。
王会長は通算868本塁打の世界記録保持者ということもあってか、無類の長距離砲マニアでもある。