巨人の交流戦は不安だらけ…エース戸郷は復調遠く、セットアッパー大勢は“勤続疲労”で球威なし

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 この日は、先発の戸郷翔征(25)も不安を払拭できなかった。前回登板で待望の今季初勝利。復調のきっかけになることが期待されたが、「完全復調にはまだまだ時間がかかるのではないか」と前出の高橋氏が続ける。

「この日は6回途中1失点でしたが、9安打3四球。満塁のピンチを2度招いた。中日の貧打線に助けられただけで、5、6点失ってもおかしくない内容だった。制球は改善されてきましたが、それでも打たれるのはやはり、以前から指摘しているように球にキレがないことに尽きる。不安は解消されていません」

 中日に連敗し、3位に転落して交流戦を迎える巨人。この日は散発4安打と打線にも元気がない。唯一の救いは、交流戦最初のカードがパの最下位を独走するロッテということだけか。

  ◇  ◇  ◇

 そんな戸郷に対し、侍ジャパンの投手コーチも務めた権藤博氏は、日刊ゲンダイで好評連載中の「奔放主義」の中で持論を展開している。フォークに頼りすぎる現在の投球スタイルに警鐘を鳴らし、「最大の武器はインコースへの真っすぐだ」と明言。不調に陥る戸郷に、いま何を伝えようとしているのか。

●関連記事【権藤博の「奔放主義」】…では、それらについて詳しく報じている。

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