巨人の交流戦は不安だらけ…エース戸郷は復調遠く、セットアッパー大勢は“勤続疲労”で球威なし

公開日: 更新日:

 この日は、先発の戸郷翔征(25)も不安を払拭できなかった。前回登板で待望の今季初勝利。復調のきっかけになることが期待されたが、「完全復調にはまだまだ時間がかかるのではないか」と前出の高橋氏が続ける。

「この日は6回途中1失点でしたが、9安打3四球。満塁のピンチを2度招いた。中日の貧打線に助けられただけで、5、6点失ってもおかしくない内容だった。制球は改善されてきましたが、それでも打たれるのはやはり、以前から指摘しているように球にキレがないことに尽きる。不安は解消されていません」

 中日に連敗し、3位に転落して交流戦を迎える巨人。この日は散発4安打と打線にも元気がない。唯一の救いは、交流戦最初のカードがパの最下位を独走するロッテということだけか。

  ◇  ◇  ◇

 そんな戸郷に対し、侍ジャパンの投手コーチも務めた権藤博氏は、日刊ゲンダイで好評連載中の「奔放主義」の中で持論を展開している。フォークに頼りすぎる現在の投球スタイルに警鐘を鳴らし、「最大の武器はインコースへの真っすぐだ」と明言。不調に陥る戸郷に、いま何を伝えようとしているのか。

●関連記事【権藤博の「奔放主義」】…では、それらについて詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 2

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  3. 3

    Snow Man目黒蓮と佐久間大介が学んだ城西国際大メディア学部 タレントもセカンドキャリアを考える時代に

  4. 4

    ポンコツ自民のシンボル! お騒がせ女性議員3人衆が“炎上爆弾”連発…「貧すれば鈍す」の末期ぶりが露呈

  5. 5

    高市新政権“激ヤバ議員”登用のワケ…閣僚起用報道の片山さつき氏&松島みどり氏は疑惑で大炎上の過去

  1. 6

    クマが各地で大暴れ、旅ロケ番組がてんてこ舞い…「ポツンと一軒家」も現場はピリピリ

  2. 7

    田村亮さんが高知で釣り上げた80センチ台の幻の魚「アカメ」赤く光る目に睨まれ体が震えた

  3. 8

    自維連立が秒読みで「橋下徹大臣」爆誕説が急浮上…維新は閣内協力でも深刻人材難

  4. 9

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?

  5. 10

    「連合」が自民との連立は認めず…国民民主党・玉木代表に残された「次の一手」