“鬼軍曹”中田久美がSAGA久光のヘッド就任…9年ぶり現場復帰に集まる期待と不安

公開日: 更新日:

 当時は惨敗によるバッシングを受けたうえ、喪失感もあって激ヤセ、しばらく引きこもり生活を送っていたという。東京22年9月に東大エグゼクティブ・マネジメント・プログラム(EMP)を首席で卒業。23年には筑波大学大学院に進学するなど、3年間の〝リハビリ〟を経て、再びコートに戻ってきたわけだ。

 とはいえ、その空白の3年の間にバレー界は様変わりした。協会は川合俊一会長の就任を機に、積極的にメディア露出する方針へ転換。選手がSNSで発信したり雑誌やテレビに出演したりすることで、世間での認知度や人気を獲得してきた経緯がある。ここ最近は男子と比べて女子リーグはファン獲得に苦戦。昨年設立された「SVリーグ」はゲーム数の多さや対戦試合数の不均衡など、課題は山積だ。

 かつてはテレビ番組で共演した代表選手たちに怒号を飛ばすなど、厳しい指導で「鬼軍曹」だった中田ヘッド。選手の気質やコンプライアンスへの意識も含めて変化する中、浦島太郎にならなければいいが。

  ◇  ◇  ◇


 SVリーグといえば、本文でも触れた通り課題が山積。すでに選手たちからも不満の声が噴出しており、「バレー以外の部分で納得いかない部分が多すぎる」という声まで上がっている。そんな事態を招いた真犯人とはいったい誰か。いま、SVリーグで何が起きているのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった