“鬼軍曹”中田久美がSAGA久光のヘッド就任…9年ぶり現場復帰に集まる期待と不安
当時は惨敗によるバッシングを受けたうえ、喪失感もあって激ヤセ、しばらく引きこもり生活を送っていたという。東京22年9月に東大エグゼクティブ・マネジメント・プログラム(EMP)を首席で卒業。23年には筑波大学大学院に進学するなど、3年間の〝リハビリ〟を経て、再びコートに戻ってきたわけだ。
とはいえ、その空白の3年の間にバレー界は様変わりした。協会は川合俊一会長の就任を機に、積極的にメディア露出する方針へ転換。選手がSNSで発信したり雑誌やテレビに出演したりすることで、世間での認知度や人気を獲得してきた経緯がある。ここ最近は男子と比べて女子リーグはファン獲得に苦戦。昨年設立された「SVリーグ」はゲーム数の多さや対戦試合数の不均衡など、課題は山積だ。
かつてはテレビ番組で共演した代表選手たちに怒号を飛ばすなど、厳しい指導で「鬼軍曹」だった中田ヘッド。選手の気質やコンプライアンスへの意識も含めて変化する中、浦島太郎にならなければいいが。
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SVリーグといえば、本文でも触れた通り課題が山積。すでに選手たちからも不満の声が噴出しており、「バレー以外の部分で納得いかない部分が多すぎる」という声まで上がっている。そんな事態を招いた真犯人とはいったい誰か。いま、SVリーグで何が起きているのか。
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