古江彩佳プロ入り初の2試合連続予選落ちも「ボヤ」で鎮火…負の連鎖を回避した修正力はさすが
前週の米女子ツアー「ショップライトLPGAクラシック」は年間2試合のみの3日間大会でした。
昨年1打差2位の古江彩佳は、最終日に西郷真央と同組でプレー。2人は首位と1打差2位タイからスタートし、通算11アンダーは優勝したJ・カプチョから4打差4位、西郷は5打差5位でした。
古江は「みずほアメリカズ・オープン」と「全米女子オープン」で2試合連続予選落ち。プロ入り初の珍事ですから体調でも悪いのかと心配していました。中継したWOWOWによれば、古江は「ボールから離れて立っていてフラットなスイングになっていたので、ボールに近く立つようにしてよくなった」と言っていたそうです。スイングの再現性が高く、安定感が強みの古江でさえ、こんなことが起こるのです。
弾道測定器のデータでスイングは改善できるようになっても、アドレスの向きや体重のかけ方、ボールとの距離という基本的なものは今も感覚によるところが大きい。微妙なズレに気がつかなければ、やがてスイングを崩し、ボールは曲がり出す。ゴルフとは怖いもので、ボールがコントロールできなくなるとパッティングにも影響する。予選落ちが数試合続くと、スイングを大きく変えて深みにはまるのです。