巨人・岡本和真のメジャー挑戦「もう1年延期」に現実味…ミスターの死去に加え「大きな問題」が勃発

公開日: 更新日:

今季国内FA権が取れない!?

 さる巨人OBがこう言った。

「今は長期離脱中ということもあり、岡本のメジャー志向を理解していた球団の空気も変わってきたようだ。亡くなったミスターが納得するように、最後は巨人で1年間バリバリ活躍して、チームを日本一に導いてからメジャーへ行ったらどうか? という声が球団内で大きくなっている。そもそも、昨オフも移籍の可能性があったが、15勝を挙げた先輩の菅野が先にメジャー挑戦を表明したため、岡本は『投打の軸を一緒には出せない』という球団事情をのむしかなく、ひとまずメジャーへの思いは封印せざるを得なかった。今オフはどうしても海を渡りたいという思いが強いはずですが、ここにきて大きな問題が出てきました」

 どういうことか。このOBが続ける。

「順当なら今季中に国内FA権を取得するはずだったが、3カ月もの長期離脱となると、今季中にFA権が取れない可能性がある。岡本は国内へFA移籍する希望はないでしょうが、球団にポスティング移籍を認めてもらう際、『国内球団にFA移籍はしないので、メジャー移籍を認めて欲しい』という交渉のカードにはなる。それが使えなくなるのです」

 なお、海外FA権取得は26年中の見込みだけに、「海外FA権が取れる来年まで待ってくれ」と言われかねない状況になってきた。

 熱望する今オフのポスティング移籍へ向け、またも暗雲が立ち込めてきた。

  ◇  ◇  ◇

「ミスタープロ野球」は身近に接した誰もに、それぞれの「長嶋像」を強く焼き付けている。日刊ゲンダイ連載では、数多くの球界OBたちが語った“実像”を再構成し、現在、緊急公開中だ。長嶋氏は巨人監督時代、助っ人外国人の「下半身事情」まで心配し、「何なら紹介してやろうか?」と申し出たこともあったという。

そんなユニークな一面を含め、長嶋氏の素顔に迫るエピソードは、関連記事【私が見た長嶋茂雄】…から要チェックだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  2. 2

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

  3. 3

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  4. 4

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  5. 5

    (1)長嶋茂雄氏の「逆転巨人入り」は、銚子の料亭旅館の仲居さんの一言から始まった

  1. 6

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  2. 7

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  3. 8

    今秋ドラフトで割食う巨人…“恋人”の創価大・立石正広が「ミスターの後継者」候補と評価急上昇

  4. 9

    長嶋茂雄さんの「まさかの一言」で高級ブランドショップ店員は素っ頓狂な声をあげ目を白黒させた

  5. 10

    北川景子が味わった二度の挫折 仕事の間にロケバス内の猛勉強で明治大商学部に合格した努力家