パ・リーグV争いデッドヒートの行方 連覇狙うソフトバンクと目下首位の日本ハム、有利なのは?
優勝を経験している選手が多いのも強みだ。
「日本ハムは昨季2位とはいえ、優勝したソフトバンクに13.5ゲームもの大差をつけられた。本当の意味で優勝争いのプレッシャーを経験したわけではない。一方のソフトバンクは優勝経験が豊富。終盤まで競り合いになれば有利となる」(前出の山崎氏)
日本ハムに有利な材料はあるのか。
「リーグ最多の86本塁打が示すように、打線の爆発力はソフトバンクに勝る。あとはいかに『暑さと重圧』を克服できるかです。日本ハムは若手主体のチームですが、新庄監督は夏場以降、選手を適宜休ませ、連戦を避けるように起用している。おそらく、スタミナを考慮し、意図的に休養を与えているのではないか。プレッシャーを感じない選手が多い印象があるので、優勝争いの重圧に潰されなければ、日本ハムも十分可能性はある」(同)
シーズン最終盤まで接戦となりそうだ。
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