パ・リーグV争いデッドヒートの行方 連覇狙うソフトバンクと目下首位の日本ハム、有利なのは?

公開日: 更新日:

 優勝を経験している選手が多いのも強みだ。

日本ハムは昨季2位とはいえ、優勝したソフトバンクに13.5ゲームもの大差をつけられた。本当の意味で優勝争いのプレッシャーを経験したわけではない。一方のソフトバンクは優勝経験が豊富。終盤まで競り合いになれば有利となる」(前出の山崎氏)

 日本ハムに有利な材料はあるのか。

「リーグ最多の86本塁打が示すように、打線の爆発力はソフトバンクに勝る。あとはいかに『暑さと重圧』を克服できるかです。日本ハムは若手主体のチームですが、新庄監督は夏場以降、選手を適宜休ませ、連戦を避けるように起用している。おそらく、スタミナを考慮し、意図的に休養を与えているのではないか。プレッシャーを感じない選手が多い印象があるので、優勝争いの重圧に潰されなければ、日本ハムも十分可能性はある」(同)

 シーズン最終盤まで接戦となりそうだ。

  ◇  ◇  ◇

 日刊ゲンダイでは現在、中日楽天で活躍した山崎武司氏による「これが俺の生きる道」を連載中だ。そこでは自身の野球人生を赤裸々に振り返るとともに、昨今のプロ野球界に対する“遠慮なき本音”が綴られている。「立浪和義氏へのコンプレックス」や「中日への忖度なき思い」とは、いったいどんなものなのか。

●関連記事【これが俺の生きる道】…は、野球ファンなら要チェックだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  2. 2

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  3. 3

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  1. 6

    オレが立浪和義にコンプレックスを抱いた深層…現役時代は一度も食事したことがなかった

  2. 7

    巨人・阿部監督に心境の変化「岡本和真とまた来季」…主砲のメジャー挑戦可否がチーム内外で注目集める

  3. 8

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  4. 9

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」

  5. 10

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」