佐々木朗希を待ち受ける「抑え転向」の打診…ドジャースは先発飽和状態、スコット評判倒れで大物補強に及び腰

公開日: 更新日:

「悔しいシーズンになりましたけど、ポストシーズンで投げることができたのは、自分にとってもいい経験になりました」

 ワールドシリーズ終了後、佐々木朗希(24)はこう言った。

 メジャー1年目の今季は開幕以来、本来の投球ができず、5月以降は右肩の故障で長期離脱。しかし、シーズン後半にリリーフとして復帰。ポストシーズンは抑えとして9試合、計10回3分の2に登板して6安打1失点、3セーブ、防御率0.84でチームのワールドシリーズ連覇に貢献した。

 ドジャースの最大の穴といえば、リリーフ陣だろう。ポストシーズンは佐々木も含めた先発陣のリリーフ起用で何とかしのいだものの、彼らは本来、先発投手だ。

 レギュラーシーズンのリリーフ防御率4.27は30球団中21位。中でも深刻なのは昨季に続く「抑え不在」。オフにスコット(31)を4年約112億円、イエーツ(38)を年俸約19億円で獲得するも、ほとんど機能しなかった。スコットのセーブ失敗10回は今季のメジャーワースト、イエーツは防御率5.23だった。「安定しない九回を来年も繰り返す余裕はない」(クラッチポインツ)と、複数の米メディアはドジャースがオフに抑え投手を補強すると指摘。ディアス(31=メッツ、6勝3敗、28セーブ、防御率1.63)やスアレス(34=パドレス、4勝6敗、40セーブ、防御率2.97)ら、FA市場に出るとみられるストッパーの名前を候補に挙げている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち

  4. 4

    YouTuber「はらぺこツインズ」は"即入院"に"激変"のギャル曽根…大食いタレントの健康被害と需要

  5. 5

    クマと遭遇しない安全な紅葉スポットはどこにある? 人気の観光イベントも続々中止

  1. 6

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲

  4. 9

    「渡鬼」降板、病魔と闘った山岡久乃

  5. 10

    元大食い女王・赤阪尊子さん 還暦を越えて“食欲”に変化が