三冠王を獲得(打率.353、52本塁打、130打点)した56年は話題を独占。ワシントンでの開幕戦ではアイゼンハワー大統領の前で160メートル級のホームランを打ってみせ、試合後に握手を交わしている。
さらにブルックリン・ドジャースとのワールドシリーズではドン・ラーセンが史上唯一の完全試合を成し遂げた試合でもホームランを放って援護した。
「史上最高のスイッチヒッター」と言われるマントルは55年の日米野球で来日。1試合3三振を喫したときの「その投手がワシやで」と自慢したのが400勝投手となる金田正一である。
日本の最長本塁打は2005年の西武アレックス・カブレラの180メートルとされている。