ドジャース佐々木朗希の才能腐らす「メンタルの病巣」…マイナーでの大炎上にロバーツ監督もバッサリ

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ベテランも首脳陣も説教

「チームにとっての勝負どころだろうと、お構いなしで離脱する。それも検査で異常が認められないのに、『しっくりこない』などと言って自ら戦列を離れるから、周囲は非難囂々。選手のほとんどは多かれ少なかれ体の異常を抱えながら、それでもチームのために目の色を変えてプレーしているわけで、さすがに佐々木のスタンスを見るに見かねたベテランが直接、本人に説教したこともある。日本で最終年だった昨年の開幕前後には首脳陣から、先発の柱でもあるのだから自分のことだけ考えていてはダメだよ、と言われたほど。本人は分かりましたと意思表示しながら、シーズンが始まると自分から2度も離脱したのです。そんな佐々木だけに、いまもケガを恐れて思い切り腕を振っていないのかもしれません」

■大谷さえチームのために身を削る

 例えば大谷翔平(31)やフリーマン(35)は昨季、オフに手術が必要な大ケガを負いながら、ワールドシリーズ終了まで休もうとしなかった。右足首を痛めていたフリーマンは、ヤンキースとのワールドシリーズで4本塁打してMVPに。シーズン終了後、手術を受けた。チームの主力が勝利のために身を削ることもいとわないのがドジャースの強さでもあるし、そんな姿を間近で見ているロバーツ監督だからこそ、佐々木のスタンスが物足りないのだろう。

 特派員のひとりがこう言った。

「佐々木はドジャース入りした当初、表面がサラサラして滑りやすいメジャー球の対応に苦慮していた。周りには実績ある投手がごまんといて、吸収すべきことは山ほどあるのに、自分から話し掛けるシーンはほとんど見られなかった。そのスタンスは、いまも続いている。ロバーツ監督は、佐々木のそんな姿勢も不満ではないか」

 佐々木はわずか23歳でロッテを退団し、「一度しかない野球人生で後悔のないように、マイナー契約からはい上がって世界一の選手になれるよう頑張ります」と豪語して海を渡った。

 すぐにメジャーの40人枠に入り、それは負傷者リスト(IL)に入っている現在も続いているものの、監督から痛烈な言葉を浴びせられるような現状を「後悔」することはないのか。いまのままでは「世界一の選手」どころか、チームの粒ぞろいの先発ローテに名を連ねることもままならない。

  ◇  ◇  ◇

 ところで佐々木といえば、メジャー挑戦にあたりロッテの優秀なスタッフ3人を“ごっそり引き抜く”という前代未聞の行動で、チーム内で大顰蹙を買っていた。「いったい何様なのか」との批判も噴出したほどだ。まさに「立つ鳥跡を濁す」どころか、泥沼を残して飛び立った異例の移籍劇。いったいあの時、何が起きていたのか。

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