広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

公開日: 更新日:

相次ぐ有望中学生の入学キャンセル

 混乱を招いた中井前監督は引責辞任したものの、学校には在籍している。

「副校長として勤務を続けているそうですから、何の解決策にもなりません。副校長として学校に残れば、野球部への影響力は残るだろうし、『ほとぼりが冷めたら復権する気だろう』と言われても仕方がない。実際、同校の事務局長は『復帰の可能性はゼロではない』と話しています。広陵という学校は危機感がないのか。内定していた有望中学生が、相次いで入学をキャンセルしていると聞きますから、度重なる暴力事件が発端で、ついに野球部が消滅してしまった大阪のPL学園の二の舞いになりかねません」(美山氏)

 広島の名門も廃部へ一直線である。

  ◇  ◇  ◇

 今回の事件は野球部3年生の進路事情にも大きく影響、大学の合格内定の取り消しが相次いでいる。そんな状況下で、中井前監督と“ズブズブの関係”にあった大商大が、行き場を失った選手たちをこれ見よがしに取りまくっているという。いったいいま、何が起きているのか。垣間見える広陵と大商大のいびつな関係性とは。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。 


日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性