中日井上監督はたった1年で土俵際…お粗末ベンチワークの「最大の被害者」は?

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「最大の被害者は黄金ルーキーの金丸夢斗でしょう。14試合で防御率2.71、QS(クオリティースタート=先発で6回以上自責点3以内)率が78.6%ながら、初白星まで10試合も要した。ここまで2勝6敗にとどまり、SNSのX(旧ツイッター)では『金丸可哀想』がトレンド入りしたことがあったほど。先日のDeNA戦でも7回1失点(自責0)と好投しながら、味方の援護なく無得点に終わり、またも敗戦投手になりました」

 コーチ経験のある球団OBもこう言う。

「球団周辺では、井上監督の采配を疑問視する声が少なくない。特に夏場以降は継投失敗、代打策の不発など、ベンチワークの拙さが目立っています。CS進出の可能性があった中、DeNAの藤浪に対して左打者を並べた用兵についても否定的な見解が多い。仮に井上監督の続投が決まったとしても、来季もAクラス入りを逃すようなら、去就問題に発展しそうな雲行きです」

 かねて中日は、侍ジャパン井端弘和監督をはじめ、山本昌氏、山崎武司氏、川上憲伸氏ら有力OBが後任候補として控えている。

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