中日井上監督はたった1年で土俵際…お粗末ベンチワークの「最大の被害者」は?
今季のBクラスが確定した中日。就任1年目の井上一樹監督(54)について朝田球団本部長は先日、「一軍で指揮を執るのは初めて。いろいろ模索しながらやっておられたと思います。できる限りのサポートはしてきたつもりなんですけれども、残念ながら結果に結びつかなかったところがある」と指摘。来季去就については、「まだシーズンは終わっていない」と、明言を避けた。
一部スポーツ紙は「来季続投」と報じたが、今季は開幕から低空飛行が続き、勝負どころの9月に6勝12敗(21日現在)と急失速。セ・リーグで月間勝ち越しが一度もないのは中日だけである。
積年の課題である得点力不足は解消されず。21日の試合前時点でチーム打率.231、380得点、出塁率.287、長打率.331はいずれもリーグワースト。得点圏打率.225もヤクルトに次いで低い。
地元マスコミ関係者は、「得点力の向上なくして、上位浮上の目はありませんが、リーグ最多の完封負け24度という数字が貧打地獄を物語っています」と、こう続ける。