海外の相撲人気沸騰に力士から悲鳴! 殺到する公演依頼の調整に協会執行部も四苦八苦

公開日: 更新日:

 とはいえ、嬉しい悲鳴ばかりではない。現在は来年6月のパリ公演が公表されているが、「来年の10月もどこか海外に行くのでは」と囁かれている。

 前出のOBは「次は再びラスベガスなんてウワサも聞くが」と、こう続ける。

「海外公演に行けるのは年4回の地方巡業がない6月と10月のみ。本来は稽古や治療に専念できる期間ですが、海外公演が入れば負担が増えかねない。大関琴桜は9月場所をケガで途中休場したが、診断書など止むを得ない事情がなければ参加が義務です。協会も力士の抱える事情を把握しているものの、海外公演のチャンスは年に最大2回。海外の相撲熱もいつまで続くかわからないとあって、断るべきか受けるべきか、執行部も悩んでいるようです」

 ただでさえ、現在は本場所のチケットが海外の観光客に流れ、肝心の日本人が入手しづらくなっている。海外人気が高すぎるのも考えものかもしれない。

  ◇  ◇  ◇

 大相撲と言えば、90年代の若貴ブームの頃に角界初の黒人力士として活躍した戦闘竜さんはいま何をしているのか。本人を訪ねると、病床に臥せながら「助けてください…」と、衝撃的な話が飛び出した。いったいどういうことか。現役引退から現在に至るまでの壮絶半生とは。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態

  3. 3

    高市総裁「首相指名」に漂う不安…自民党内は“厭戦ムード”も燻る火種、飛び交う「怪文書」の中身

  4. 4

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    高市自民、公明からの三行半で早くも本性露呈…「やられたら秒でやり返す」「イキらなきゃ負け」のオラオラ体質

  2. 7

    出来たとしても高市政権は短命…誰も見通せない激動政局の行方を徹底分析(前編)

  3. 8

    佐川宣寿元理財局長のメール開示「遺族と話し合う」…森友文書で加藤財務大臣が明言

  4. 9

    進次郎氏落選もダメージなし? 妻・滝川クリステルが目指した「幸せ家庭生活」と耳にしていた夫の実力

  5. 10

    侍J井端監督 強化試合メンバー発表の裏に「3つの深謀遠慮」…巨人・岡本和真が当選のまさか